2014年3月17日 月曜日
ストップ温暖化!アイデア発掘ワークショップを開催しました。
静岡市では、これまで地球温暖化対策の啓発事業としてさまざまなイベント等を実施してきましたが、
さらなる事業の発展のため、市民・事業者の皆さまの意見を取り入れようと「ストップ温暖化!アイデア発掘ワークショップ」を開催しました。
日時:平成26年3月14日(金)13:00~17:00
場所:日本平動物園 管理棟2階 大会議室
参加者:事業者・NPO・その他団体などから15名
ワークショップとは、他の人との意見交換を通して、ものごとを学んだり創造したりする場のことを言います。
多様な人同士がチームとなって意見を交えることで、まったく新しい発見やアイデアが生まれます。
今回は、温暖化対策の啓発事業アイデアを発掘するというテーマで、15名の方にご参加いただきました。
<プログラム>
①静岡市の啓発事業の概要紹介
②自己紹介(1分間スピーチ)
③動物園見学(動物園の再エネ設備、環境学習プログラム紹介)
④企業のCSR良事例を紹介(静岡ガス㈱様:エコクッキング教室、イオンリテール㈱様:イオンチアーズ)
⑤意見交換
一連のプログラムを、写真を交えて紹介します。
静岡市の啓発事業概要を5分程度で紹介。
自己紹介タイム。所属と名前、最近あった嬉しいことを一人ずつ話していただき、場の雰囲気をほぐしていきます。
園内見学。静岡市が取り組んでいる、動物園を活用した環境学習プログラムの紹介、
平成26年3月に完成したばかりの「風レンズ風車」の紹介
市民ファンドで設置したソーラーパネルの紹介
園内見学から戻った後、一休みしたら
企業の取り組むCSRの良事例を紹介していただきました。
静岡ガス㈱様 エコクッキング教室の紹介
イオンリテール㈱様 イオンチアーズ(子供たちの環境学習グループ活動)の紹介
ここまでが前半、ここからが後半。
メインのワーク開始です!
参加者15名を、5人ずつ3つのチームに分かれて意見交換をします。
チームA、チームB、チームCの3つです。
まずは、前半で聞いた静岡市の取組や事例紹介の中から、「よかったところ」「印象の強かったところ」を出してもらいます。
「ブレインストーミング」といって、思いついたことを何でも付箋に書いて共有します。
脳を柔らかくして、アイデアを出しやすくするトレーニングも兼ねているそうです。(ファシリテーター・服部様談)
各チーム、出た意見をまとめて発表していただきます。
Aチーム
Bチーム
Cチーム
発表の様子(Cチーム)
次に、ワークの本番!
テーマは、「普及・啓発・広報の企画アイデアを考えてください!」
まずは、各チームの持っている「資源」を見つけます。
広報ツール、人脈、場所、モノ・・・なんでもいいので企画に使えそうな「資源」を共有します。
Aチーム
今回の参加者は、いろいろな企業・団体からの参加。持っている資源もチームごとにまったく違うものが出てきます。
「資源」が出そろったら、それを使ってできる企画アイデアを1チーム1つずつ作成していきます。
これは、かなりの難産作業。
みなさん、行き詰りながらも、真剣に意見交換をして企画を形成していきます。
Bチーム
Cチーム
最後に完成した企画アイデアを、発表!
各チームの企画を紹介します。
Aチーム
~日本平で体験~しずおか再発見
動物園・日本平ホテル・久能山東照宮・SPACなどの日本平フルコースを楽しむ冒険イベント。
スタンプラリー、フォトコンテストなどで盛り上げます。
地域資源を生かして、日本平エリアが活性化するイベントアイデアで、ファミリーで楽しく参加できるところがポイントです。
Bチーム
I LOVE BAMBOO in Shizuoka
こちらは、放任竹林をテーマに環境の大切さに気付いてもらうイベントです。
チームメンバーに静鉄ジャストラインの方がいらっしゃったので、バスを使ったフィールドワーク!というオリジナリティが出ています。
大学生と子供たちの交流の中で学ぶ、わくわくしますね!
何日間かかけてキャンプのようにしても面白いという意見が出ていました。
Cチーム
100万人のちょいエコプロジェクト
こちらは、チームメンバーの広報力を使って、より多くの人に「ちょいエコ」に取り組んでもらう、というスケールの大きな企画です。
みんなから集めた「ちょいエコ」でコンクールを開催し、グランプリには豪華景品をプレゼント。
静岡市の木材を利用した”家”をプレゼント、というアイデアにはびっくりしました!
気軽に参加できるところがポイントの楽しい企画です。
3つとも本当に素晴らしい企画が出来上がりました!感動です。
短い時間の中でこれだけ素晴らしい企画を作り上げる皆様の企画力に、脱帽です。
ワークショップ終了後、アンケートで感想をいただきました。
◎普段交流のない方と意見交換ができて、新鮮だった。
◎もっと時間がほしいくらい、ワークの時間は楽しかった。
◎このようなワークショップを、継続的に実施してほしい。
といったご意見をたくさんいただくことができました。
今後、この企画を参考にして静岡市の啓発事業を実施するのはもちろん、
企画の作成過程で出たたくさんの意見を、貴重なデータとして施策や計画の参考にしていきたいと思います。
そして、今回の交流で生まれたネットワークも有効に活用していけたらと考えております。
今回は、お忙しい中参加していただいたにも関わらず、終了時間が伸びてしまうなど、大変なご迷惑をおかけいたしました。
ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。