2025年1月 9日
令和6年度市民生きもの調査員養成講座を実施しました!
今年度も6つのテーマについて、あさはた緑地のセンターハウスで学んだあとに、
麻機遊水地で生きものの見分け方や調査について演習を行う
「市民生きもの調査員養成講座」を開講しました。
第1回 植物 6月1日(土)
「生物多様性と私たちの生活」
講師:しずもーる 環境カウンセラー
重岡 廣男 先生
「コドラート法による調査方法」
講師:谷津山再生協議会 代表
石井 秀和 先生
午前は座学で生物多様性と生態系サービスについて学び、
午後は外に出てコドラート法による植生調査を行います。
各グループに分かれて植被率を観察し、階層・植物名・被度を記録しました。
第2回 鳥類 6月15日(土)
「鳥類の見分け方」
講師:日本野鳥の会 静岡支部
伴野 正志 先生、遠藤 若葉 先生
あさはた緑地周辺で、双眼鏡等で野鳥の観察法と見分け方を学びます。
初夏のためあまり種類は多くありませんでしたが、ケリ、カルガモ、カワセミ、キジ、コチドリ等を観察することができました。
第3回 魚類 6月30日(日)
「魚類の見分け方」
講師:静岡県自然環境保護調査委員会 淡水魚類部会員
鈴木 邦弘 先生
静岡県の淡水魚の生息の特徴と外来種の侵出について学びます。
実際に、あさはた緑地の西を流れる巴川で、タモ網を使いガサガサしました。
オイカワ、カワムツ、シマヨシノボリ、ニホンウナギ等を採捕しました。
第4回 両生類・爬虫類 7月13日(土)
「両生類・爬虫類の見分け方」
講師:NPO法人静岡県自然史博物館ネットワーク
森 繁雄先生
県内に生息する両生類・爬虫類について学びます。
あさはた緑地内で、ウシガエル、ヌマガエル、それぞれのオタマジャクシを採取しました。
第5回 昆虫 9月14日(土)
「昆虫の見分け方」
講師:静岡昆虫同好会
諏訪 哲夫 先生、杉本 武 先生、平井 克男 先生
トンボ、チョウ、甲虫の採集法と見分け方を学びます。
麻機遊水地第3工区に移動し、事前に講師が仕掛けたトラップの回収や、ビーティングネットや虫網を使った採集を行いました。
第6回 ほ乳類 9月28日(土)
「ほ乳類の見分け方」
講師:NPO法人静岡県自然史博物館ネットワーク
三宅 隆 先生
麻機遊水地周辺で見られるほ乳類(カヤネズミ等)の調査方法を学びます。
あさはた緑地内を散策し、カヤネズミの巣を探しました。
静岡市内に生息する生きものに目を向け、講座で学んだことを活かしながら、
修了後は市や関係団体の調査等で活躍します!