南アルプスユネスコエコパーク登録10周年に向けた取組 <静岡市立井川小中学校×静岡市環境創造課>

【静岡市環境創造課】

静岡市立井川小中学校と、静岡市環境創造課が連携して、

令和3年度より、南アルプスユネスコエコパーク登録10周年に向けた取組を始めました。

南アルプスユネスコエコパークについてはこちらからご覧ください。

井川小中学校は、南アルプスユネスコエコパークの登録地域内に位置しています。

自分たちの学区には、世界に誇れる素晴らしい自然がある、ということを知るために、

井川小中学校が年間を通して取り組む環境学習の一環として、

令和3年11月に南アルプスの麓へ現地学習に行きました。

ちょうど紅葉の最盛期とも重なり、すばらしい景色を眺めることもできました。

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この日は、静岡大学の増澤武弘客員教授と、十山株式会社の鈴木康平取締役から、

南アルプスに生息・生育する動植物や、貴重な植物群落、山林や大井川の歴史について

教えていただきました。

また、ユネスコエコパーク登録10周年に計画している記念植樹に向けて、

ミズナラやブナなどのドングリを拾いました。

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生徒たちは楽しみながらも一生懸命ドングリを探していました。

この他にも、南アルプスの麓でウイスキーを製造する井川蒸溜所を見学したり、

南アルプスの山岳写真を数多く撮影されてきた白籏史朗氏の写真館を見学したり、

たっぷりと南アルプスを体感しました。

後日、拾ってきたドングリの中に虫がいないか選別したあと、

井川こども園の子どもたちと一緒に、学校で一つずつ丁寧にドングリを鉢に植えました。

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乾燥を防ぐためにもみ殻を土にかぶせたり、自分が植えた鉢に印を書いた

札をさしたりし、ドングリの成長を見守る準備を整えました。

ドングリを植えた後は、日々、土が乾燥していないかチェックしながら、

生徒や先生方が一生懸命水やりなどの管理を行いました。

そして、冬を越し、春になると、少しずつドングリが芽を出し始めました!

これらは、夏になる前に、ドングリの成長に合わせて少し大きめの鉢に

植え替えを行いました。

ただ植え替えるだけでなく、用務員の先生のご指導のもと、

どんなふうに根を張っているか観察もしました。

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そして、井川小中学校の生徒、先生方が一生懸命育てた結果、

現在は約70鉢のミズナラが成長し続けています。

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夏になり、葉っぱが虫に食われてしまうなど、油断ならない日々が

続いていますが、これからも大切に育てていき、ユネスコエコパーク

に登録されている南アルプスの豊かな森を守っていくことにつながる

ことを期待しています。

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