2020年9月14日
令和2年度 麻機遊水地カメ捕獲調査の結果
静岡市では、平成26年度に麻機遊水地第4工区で、カミツキガメが捕獲されたことをきっかけに翌年の平成27年度からワナを使ったカミツキガメの捕獲調査を実施しています。
今回の調査は、静岡大学の加藤英明先生をはじめ、静岡大学の学生さん、静岡北中学校・高等学校の生徒の皆さんにご協力いただきました。
大変暑い中、調査に協力いただきありがとうございました。
※例年、調査には、市民調査員を募集していましたが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大をうけ、市民調査員の募集は行ないませんでした。
今回で6回目となる調査を実施しましたので、その結果を紹介します。
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ワナを106個設置し、164個体のカメを捕獲することができました。
特定外来生物のカミツキガメは捕獲されませんでした。
全体で捕獲したカメの個体数は、昨年度の129個体よりも多く、外来種のミシシッピアカミミガメは約19%(31匹)となり、昨年度の20%(24匹)と比較すると、割合は減りましたが、個体数は増加しました。
在来種のニホンスッポンの捕獲個体数も微増している一方で、在来種のニホンイシガメは昨年に引き続き、捕獲数はゼロでした。
麻機遊水地第4工区におけるカメ全体の繁殖が確認できましたが、静岡県のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されているニホンイシガメの繁殖が確認できなかったことからも、今後在来種が生息しやすい環境を保全し、創りだしていくためにも市では継続した捕獲調査を実施する予定です。
<調査結果>
<捕獲場所>
<こちらからPDFデータもご覧いただけます>