2020年9月 1日
登呂遺跡の復元水田にてジャンボタニシの一斉捕獲を行いました!
みなさん「ジャンボタニシ」をご存じですか?
別名「スクミリンゴガイ」とも呼ばれる、南米原産の外来生物の淡水性巻貝になります。
<ジャンボタニシ> <ジャンボタニシの卵>
※環境省のHPより
近くの田んぼや池や沼で見かけたかたも多いのではないでしょうか?
1980年代に食用として輸入したものが、放棄されたり養殖場から逃げ出したことにより現在野生化し田んぼ等に住みついています。
柔らかい葉を好んで食べるため、移植後の苗を食べてしまうなど、農作物への食害問題等を引き起こしています。
登呂遺跡の復元水田では赤米を栽培していますが、登呂遺跡でもジャンボタニシが増殖し、対応に苦慮しているため、今回、静岡大学の加藤先生及び学生をはじめとして、静岡北中学校の教員及び学生の皆さんと一斉駆除を行いました!
<登呂遺跡復元水田にて>
ジャンボタニシはタモで捕獲します。
写真に写っているように、タモは先端を結んでジャンボタニシを捕獲しやすくしています。
ジャンボタニシの卵は塊になっており、ピンク色をしています。草や用水路の壁に卵を産みます。
駆除の方法としては、長い棒等で草や壁から引き離し、水につけることによって駆除できます。
ジャンボタニシの卵は水中では孵化できず、死滅するからです。