令和元年度 麻機遊水地カメ捕獲調査の結果

静岡市では、平成26年度に麻機遊水地第4工区で、カミツキガメが捕獲されたことをきっかけに

翌年の平成27年度からワナを使ったカミツキガメ捕獲調査を実施しています。

調査には、静岡大学の加藤英明先生をはじめ、市民調査員、静岡大学の学生さん、静岡北中学校・高等学校の生徒さんなど、総勢38人の方に協力いただきました。

大変暑い中、調査に協力いただいた方、ありがとうございました。

今回で5回目となる調査を実施しましたので、その結果を紹介します。

 

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ワナを93個設置し、129個体の生き物を捕獲することができました。

特定外来生物のカミツキガメは捕獲されませんでした。

 

外来種のミシシッピアカミミガメは約20%(24匹)で、昨年度の28%(31匹)よりも減りました。

これまでの継続した調査の実施により、外来種防除の効果がでてきていると思われます。

 

しかし、在来種のニホンスッポンとニホンイシガメの捕獲割合も、昨年度より減ってしまいました。

中でも、ニホンイシガメの捕獲数はゼロでした。

ニホンイシガメは、静岡県のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている、希少な生き物です。

 

こうした在来種が生息しやすい環境に戻せるよう、市では引き続き調査を実施する予定です。

 

<調査結果>

2019年 カメパネル.png

<捕獲した場所>

3 捕獲場所.png

 

<こちらからPDFデータもご覧いただけます>

調査報告.pdf

捕獲場所.pdf

 

 

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