令和5年市民生きもの調査員養成講座を行いました!

【静岡市環境共生課】

今年も6つのテーマについて、あさはた緑地のセンターハウスで学んだあとに、

麻機遊水地で生きものの見分け方や調査について演習を行う

「市民生きもの調査員養成講座」を開講しました。

第1回 植物 6月11日(日) 

「生物多様性と私たちの生活」    講師:重岡 廣男 先生

「コドラート法による調査方法」   講師:石井 秀和 先生

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午前は生物多様性と生態系サービスについて学び、

午後は外に出てコドラート法による植生調査を行いました。

各グループに分かれて植被率、種類数、階層数を記録します。

じっくり観察しないと見つけられない、見分けるのが難しい植物がたくさんありました。

第2回 鳥類 6月17日(土) 

「鳥類の見分け方」  講師:伴野 正志 先生、遠藤 若葉 先生

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野鳥の観察法と見分け方を学びました。

先生がよく見える位置に望遠鏡を設置し、受講生の皆さんで覗きます。

初夏のためあまり種類は多くありませんでしたが、コサギやケリ、カワセミやウグイス等を観察することができました。

第3回 魚類 7月15日(土) 

「魚類の見分け方」  講師:鈴木 邦弘 先生、太田 勇太 先生

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静岡県の淡水魚の生息の特徴と外来種の侵出について学びました。

実際に、あさはた緑地の近くに流れる巴川で、タモ網を使い魚を採集しました。

オイカワやカワムツ、ヌマチチブ等のほかに、二ホンウナギや外来種であるライギョを捕獲しました。

第4回 爬虫類 7月29日(土) 

「爬虫類~カメ調査~」  講師:静岡大学教育学部生、静岡市環境共生課職員

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カメの見分け方やモニタリング手法を学び、ワナを仕掛けてカメの捕獲調査を行いました。

短時間であったため数は少なかったものの、クサガメ1匹とミシシッピアカミミガメ1匹を捕獲することができました。

第5回 昆虫 9月16日(土)

「昆虫の見分け方」  講師:諏訪 哲夫 先生、杉本 武 先生、平井 克男 先生

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トンボ、チョウ、甲虫の採集法と見分け方を学びました。

第3工区に移動し、事前に仕掛けてあったトラップの回収や

ビーティングネットや虫網を使った採集を行いました。

第6回 ほ乳類 9月30日(土)

「ほ乳類の見分け方」  講師:三宅 隆 先生

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麻機遊水地周辺で見られるほ乳類(カヤネズミ等)の調査方法を学びました。

あさはた緑地内を散策し、受講生の皆さんでカヤネズミの巣を探します。

今年はとくに田んぼの中で見つかることが多かったです。

静岡市内に棲む生きものに目を向けて、講座で学んだことを今後の調査にいかしていきます!

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