特徴 |
大きさ22~34mm。飛んでいる姿はオレンジ色のヒョウモンチョウのようだが、羽根の縁が丸くないからかろうじてタテハチョウのなかまであることに気づく。キタテハの特徴は、羽根の裏の枯れ葉模様の真ん中あたりに目立つ白い小さな「く」の字紋だ。止まる時は、羽根を閉じていることが多いのでそーっと近づいて「く」の字を探してみよう。秋に見かけたものは羽根の表が赤っぽく、裏が茶褐色のため「く」の字紋がよりはっきり見えた。 |
食べ物 |
幼虫はクワ科のカナムグラの葉を食べる。成虫はセイタカアワダチソウなどの花の蜜を吸う。 |
冬の状態 |
成虫。軒下や葉裏でじっと過ごす。 |
見つけた時の様子 |
土手や草原を忙しくはばたきながら飛んでいて、あまりの素早さのため、種を判別するのが難しい。と、思えば、山あいの草原でススキのような背の高い草に十数匹のキタテハが止まっていて、近づいても逃げようとしなかったこともあった。 |
似ているもの |
シータテハ、ルリタテハ、ツマグロヒョウモン(オス) |