環境リテラシー

リテラシーには、そもそも「読み書き能力」「教養があること」といった意味があり、環境リテラシーとは環境に関わる人間の資質や能力を示す概念。
国内的にはそれほど使用頻度が高くないが、欧米では広く普及している。

北米環境教育協会(NAAEE)では、環境リテラシーを表す4つの基準として、「個人・市民としての責任」「係争中の環境問題を理解したり話をしたりするための技能」「環境的なプロセスやシステムの知識」「質問や分析技能」をあげている。
また、米国環境保護庁(EPA)は、「環境リテラシーは、環境教育プログラムの望ましい所産である。
環境的なリテラシーをもった人は、生態系と社会・政治的システムの両方を理解し、環境的な質の向上に向けての重要性を主張する意思決定のために、その理解を適用しようとする意向を持つ」と述べるなど、環境教育の目標の本質に関わるキーワードとして認知されている。