◆開催報告◆ 3月15日(日) 第2回麻機遊水地フェスタ「沼の生き物お宝探し」

【麻機遊水地保全活用推進協議会】

平成27年3月15日、静岡流通センター主催の「春の大感謝祭」と同時開催で、麻機遊水地フェスタが開催されました!

この麻機遊水地フェスタのイベントのひとつとして、「沼の生き物お宝探し」という生き物観察会が行われましたので、会場の様子を紹介します☆

「沼の生き物お宝探し」は、麻機遊水地第3工区の一部の水の流れを止めて、沼の水位を下げ、中にすんでいる生き物を調査しようというイベントです。

講師は、静岡大学教育学部講師の、「ヒデ博士」こと、加藤英明先生です!

思ったより、水の抜け具合がよくなかったようで、深いところでは胸まで入りながらの捕獲作業でした。

底には泥も多いようで、中に入った人は動くのがとても大変そうでした。。。

子どもたちは、沼のまわりの浅いところで、一生懸命生き物を探しました☆

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まずは、ゲンゴロウブナやギンブナが水槽に入りました!

水槽に生き物が入り出すと、子どもたちが一斉に集まりました。みんな、生き物が大好きなようです☆

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実は今回の調査は、もともと麻機にすんでいなかった生き物(外来種)の状況把握も、目的のひとつです。

会場には、麻機で見つかったことのある外来種を紹介するパネルもありました。

麻機遊水地では、人為的なペット遺棄や外来魚の放流などが行われてしまい、多くの外来種が繁殖・定着してしまっています。

これらの外来種は、もともと麻機にすんでいた生き物を追いやったり食べてしまったりするだけでなく、中には人にも危害を及ぼしてしまう生き物もいます。

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今回の調査では、環境省で要注意外来生物に指定されている「カムルチー(雷魚)」が捕まりました!

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また、環境省で特定外来生物に指定されている「ウシガエル」も捕まりました!

とても大きい!!

後ろ足の脚力がとても強いため、ウシガエルを扱うときは、後ろ足を持たないとすぐ逃げられてしまうとのこと。

会場では、ヒデ博士による捕獲された生き物の紹介も行われ、参加者は、麻機遊水地の生き物を楽しく学んでいました☆

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麻機遊水地では、様々な活動団体が自然観察会や自然体験イベントなどを開催しています。

ぜひ、今後のイベント情報にもご注目ください☆

◆お知らせ◆

さて、近年、麻機遊水地内や巴川において、特定外来生物のカミツキガメが発見・捕獲されています。

カミツキガメは、麻機遊水地に昔からすんでいる生きものに悪影響を与えるだけでなく、攻撃的で人の指を噛み切ってしまう恐れがある生きものです。

そこで、カミツキガメの生息状況を把握するとともに、麻機遊水地内の水辺の生きものを調査するため、ワナによる捕獲調査を実施します。今年度は3回の調査を実施します。

調査は、静岡大学教育学部講師の加藤英明先生(ヒデ博士)の指導のもと行います。ワナの設置や回収だけでなく、ヒデ博士による見つかった生きものの勉強会も行います。

ぜひ、この貴重な機会にご参加いただき、一緒に麻機遊水地の自然を楽しみましょう☆

⇒ 調査員募集の記事はこちら

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