2013年5月23日
◆開催報告◆ 谷津山再生協議会「ゆっくり谷津山自然観察ウォーキング」
静岡市街地の貴重な緑地である「谷津山(やつやま)」の自然環境を再生・保全しようと活動している谷津山再生協議会さんから、活動紹介をいただきました☆
5月19日(日)に「春の森づくり県民大作戦」の一環として行われた「ゆっくり谷津山自然観察ウォーキング」の様子です。
(以下、谷津山再生協議会さんからいただきました活動紹介の転載です。)
当日は、さわやかな天候にも恵まれ、大学生を含む45名の参加者がありました。
朝9時に清水山公園を出発し、ゆっくりとした足取りで山頂へ向かいました。
途中では、会員が植物や歴史に関する話をした他、放置された竹林の状況などについても話をしました。
また、標高108mの谷津山山頂を下った場所では、小道に咲くミヤコワスレの可憐な姿を観察しました。
そこでは、「都忘れ」の呼称の由来や、原種であるミヤマヨメナの全国分布などについても話をしました。
11時30分には、清水山公園に戻り解散となりました。
参加者の多くは、市街地にありながら谷津山の豊かな植物相に感心していました。
改めて身近な自然環境のすばらしさを再認識すると共に、保全活動の必要性についても考えさせられる一日でした。
◆◆谷津山再生協議会について◆◆
谷津山再生協議会は、「都忘れの会」「静岡谷津山倶楽部(旧:みどりの谷津山村を育てる会)」「しずおか信用金庫」「やつやまを楽しむ会 earth」「ますらお倶楽部」の6団体で構成しています。
6団体は、それぞれ得意とする活動を通して、また協力し合って谷津山の再生・保全活動を行っています。
静岡市街地の中央部に位置する谷津山は、市民の住環境、健康、文化・歴史、教育などと深く関わる貴重な緑地です。
ところが近年は放置竹林が拡大し、外から見ている以上に林内は荒廃しています。
このような状況を放置しておけば、子どもたちの心身と創造の学びの場所でもある谷津山の自然環境は荒廃してします。
これからは、将来世代のためにも市民参加による再生・保全活動が必要です。
是非、多くの市民の皆様のご協力とご参加をお願いします。
谷津山再生協議会では活動を共にしていただける人を募集しています。
◆◆谷津山で見ることができる生きものについて◆◆
静岡市では、平成24年度に生きもの調査を実施し、谷津山で見ることができる生きものを紹介する散策マップを作成しました。
谷津山にお出かけの際は、ぜひご活用ください☆