2020年9月28日
特定外来生物のセアカゴケグモにご注意ください!
セアカゴケグモはオーストラリア原産の特定外来生物です。
セアカゴケグモの成体 セアカゴケグモの卵のう
静岡市では2016年に清水区で初めてセアカゴケグモが発見されました。
2018年以降は三保地区周辺で発見情報が相次いでいることから、三保地区ではセアカゴケグモが定着してしまっていると考えられます。
また、今年に入って清水区中心街である銀座地区でも発見情報が寄せられています。その後、銀座地区での発見情報はありませんが、今後繁殖の拡がりを防ぐためにも防除や駆除をより一層行っていく必要があります。
セアカゴケグモは夏から秋にかけて繁殖活動時期を迎えます。静岡市でも7月から9月の間にセアカゴケグモの通報が多く寄せられました。
10月以降もセアカゴケグモの成体及び卵のうではないかと疑われるクモや卵を発見した場合は、市にご連絡ください。
ご協力をお願いします。
セアカゴケグモは以下のような特徴があります。
・体長(脚を除く体の大きさ)は0,7~1cm程度。脚まで含めて1円玉と同じくらいの大きさ
・全体的に光沢のある黒色
・お尻は丸みがあり、赤い帯状の模様がある
・雌は毒をもつ(雄は毒をもたない)
・地面や人工物のくぼみや穴、すきま(道路側溝のグレーチングや工事現場のコーンなど)に不規則な巣を作る
道路側溝のグレーチング 工事現場のコーン
神経毒を持ち、咬まれると痛み、かゆみ、熱、吐き気といった症状が生じます。咬まれた場合ほとんどが数時間から数日程度で症状は和らぎますが、まれに重症化することがあります。
もしセアカゴケグモに咬まれた疑いがある場合は、皮膚科に受診する、或いは保健所にご連絡ください。
セアカゴケグモを見つけた場合、以下のように対応してください
・素手で触らず、軍手やゴム手袋を着用してください。
・市販の殺虫剤(ピレスロイド系)の散布、スリッパや新聞紙等で潰すなどして殺処分をしてください。
・卵のうは焼却するか、消毒用アルコールにつけて処理をしてください。(潰しただけでは死滅しない場合があります。)
・殺虫後は、割りばしなどでビニール袋などにいれて密封し、燃えるゴミを一緒に処分をしてください。
市への連絡先は以下の通りです。
環境創造課 自然ふれあい係 TEL054-221-1319
FAX054-221-1492