2018年9月 7日
◆お知らせ◆清水区三保地区で、特定外来生物セアカゴケグモが発見されています!
平成30年8月15日、清水区三保地内、清水第五中学校近くの農地で、特定外来生物で有毒の「セアカゴケグモ」と思われるクモ1匹を発見したとの通報があり、市職員が現地調査を行ったところ、通報があったものに加え、さらにクモの生体1匹と卵のう(卵が入った袋)6個を確認しました。
発見された個体は、専門家によりセアカゴケグモであると確認されました。
翌16日に発見個所を再調査したところ、新たにクモの生体3匹と卵のう17個が発見されました。
8月17日には近隣の清水第五中学校、清水三保第一小学校、清水三保こども園で点検消毒作業を行い、清水第五中学校において生体1匹、卵のう2個が発見されました。
8月16日と17日に発見された個体も、専門家によりすべてセアカゴケグモであると確認されました。
8月15日に発見されたセアカゴケグモの生体 セアカゴケグモの卵のう(卵が入った袋)
これまでに確認されたセアカゴケグモは生体が6匹、卵のうが25個となります。
発見されたセアカゴケグモは、すべて殺虫剤により殺処分されています。また、発見場所周辺では市職員が調査の上、殺虫剤の散布による消毒・防除を行いました。
セアカゴケグモはオーストラリア原産の有毒クモで、以下のような特徴があります。
●体長(脚を除く体の大きさ)は0.7~1㎝程度。脚まで含めて1円玉と同じくらいの大きさ
●全体的に光沢のある黒色
●お尻は丸みがあり、赤い帯状の模様がある
●地面や人工物のくぼみや穴、隙間に不規則な巣を作る
●雌は毒をもつ
セアカゴケグモは普段人が触れない薄暗い所を好み、側溝やグレーチングの側面やふたの裏、塩ビ管、プランターの裏などに巣を作ります。クモの巣は、ほかのクモのような規則正しい形ではなく、不規則な形になります。
セアカゴケグモは性格はおとなしく、動きも遅いのですが、雌は神経毒をもっており、自分から攻撃してこないものの、噛まれると痛み、熱、かゆみや吐き気などの症状が生じます。ほとんどの場合、数時間から数日で症状は軽減しますが、まれに重症化することがあります。
セアカゴケグモと思われるクモを見つけたら、以下のように対応してください。
●素手で触らず、軍手やゴム手袋を着用する。
●市販の殺虫剤(ピレスロイド系)の散布、新聞紙やスリッパ等で潰すなどにより殺処分する。
●卵のうは、焼却するか消毒用アルコールにつけて処理する。
●殺虫後は、割りばしなどでビニール袋などに入れて密封し、燃えるゴミと一緒に処分する。
チラシはこちらから⇒「セアカゴケグモに注意!」(PDF399KB)
市への連絡先は以下のとおりです。
【セアカゴケグモと思われるクモを発見した場合】
環境創造課 自然ふれあい係
TEL:221-1319
FAX:221-1492
【医療機関の受診について(セアカゴケグモと思われるクモに噛まれてしまった場合)】
保健所生活衛生課 医療安全対策係
TEL:249-3159
FAX:209-0540
【参考】