2018年2月13日
♦野鳥にエサをあげないで!♦
私たちの身の回りには多くの野生生物が暮らしています。
その中でも、綺麗な鳴き声で私たちを癒してくれたり、愛らしい姿でなごませてくれたりする野鳥は、とても身近な存在だと思います。
野鳥の食事風景の観察はとても楽しいことですが、一方で野鳥へのエサやりはいくつかの問題を引き起こすことがあります。
今回は、「野鳥へのエサやり」についてお伝えしたいと思います。
野生の動物は、自然の中で、自然にある食べ物を食べて生きています。
人が安易にエサをあげると、野鳥は自分でエサをとることをやめてしまい、また、人に慣れていきます。
人が野鳥にエサをあげることにより、野鳥が集まり、フンや鳴き声の被害が発生することがあります。
自然界の食べたり食べられたりする関係にも変化が生じ、さらには野鳥が集まることによって感染症の拡大を引き起こすこともあります。
現在、全国的に「鳥インフルエンザ」の発生が確認されています。
平成28年度には、餌付けや給餌により多数の水鳥が密集している場所で、鳥インフルエンザの感染が相次いで確認されました。
感染症の拡大を予防するためにも、野鳥への安易なエサやりは控えましょう。
野生動物にエサをあげることは、結果的に動物のためになりません。自然のままの状態でいることが健全なすがたなのです。
野生動物のためにも、エサをあげないようにしましょう!!