環境学習・環境活動・イベント情報

2020年9月29日 火曜日【活動レポート】
静岡市・東海大学 連携事業「プランクトン観察会」を開催しました!

9月22日(火)に、静岡市役所清水庁舎にて静岡市・東海大学連携事業「プランクトン観察会」を開催しました!

 

プランクトン観察会は、目に見えない生き物(微生物)が存在していることを知り、プランクトンを含む様々な生き物が私たちの生活を支えていることを学ぶことによって、環境保全の意識を育んでもらうことをねらいとして毎年実施しています。

 

今年はコロナウイルス感染拡大を受け、募集人数を減らし、アルコール消毒やマスクの着用を徹底したうえで開催しました。

 

観察会には小学1年生から6年生までの児童と保護者を含めた30人が参加しました。

 

まず、「清水魚市場 河岸の市」の裏手の岸壁へ、プランクトン採取に向かいました。

IMGP0004.JPG   IMGP0017.JPG

プランクトンネット(写真右)を使って、海水からプランクトンをこし取ります。

子ども達は採取した海水の中にどんな生き物がいるのか、興味深々でした!

 

その後、清水庁舎へ移動し、東海大学の松浦弘行准教授による「プランクトンって何?」、秋山信彦教授による「魚やエビも子どもはプランクトン、食物連鎖の話」について講義をしていただきました。

講義1.JPG   講義2.JPG

子どもたちは、講義を聞きながら目に見えない微生物の世界に引き込まれている様子でした。

 

いよいよプランクトンの観察です!

プランクトン観察.JPG   観察 皿.JPG

目で見ることができない生物がどんな姿をしているのか?、どんな動きをしているのだろう?といったように、

子どもたちは各々の興味と疑問を持ちながら、夢中になって顕微鏡で観察をしていました!

 

その後、石井洋准教授による「微生物による下水処理の話」について講義をしていただきました。 

下水処理の話.JPGのサムネイル画像

 

東海大学の皆さんの講義とプランクトンの観察により、参加してくださった方は楽しみながら知識と体験の両方を得ることができたのではないでしょうか。

今後も、東海大学と連携した学習会を開催する予定です。ぜひご参加ください!

2020年9月14日 月曜日【活動レポート】
令和2年度 麻機遊水地カメ捕獲調査の結果

静岡市では、平成26年度に麻機遊水地第4工区で、カミツキガメが捕獲されたことをきっかけに翌年の平成27年度からワナを使ったカミツキガメの捕獲調査を実施しています。

 

今回の調査は、静岡大学の加藤英明先生をはじめ、静岡大学の学生さん、静岡北中学校・高等学校の生徒の皆さんにご協力いただきました。

大変暑い中、調査に協力いただきありがとうございました。

※例年、調査には、市民調査員を募集していましたが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大をうけ、市民調査員の募集は行ないませんでした。

 

今回で6回目となる調査を実施しましたので、その結果を紹介します。

ワナを106個設置し、164個体のカメを捕獲することができました。

特定外来生物のカミツキガメは捕獲されませんでした。

 

全体で捕獲したカメの個体数は、昨年度の129個体よりも多く、外来種のミシシッピアカミミガメは約19%(31匹)となり、昨年度の20%(24匹)と比較すると、割合は減りましたが、個体数は増加しました。

 

在来種のニホンスッポンの捕獲個体数も微増している一方で、在来種のニホンイシガメは昨年に引き続き、捕獲数はゼロでした。

 

麻機遊水地第4工区におけるカメ全体の繁殖が確認できましたが、静岡県のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されているニホンイシガメの繁殖が確認できなかったことからも、今後在来種が生息しやすい環境を保全し、創りだしていくためにも市では継続した捕獲調査を実施する予定です。

<調査結果>

2020年 カメパネル2 .jpg

<捕獲場所>

捕獲結果(地図上).jpg

 

<こちらからPDFデータもご覧いただけます>

調査報告.pdf

捕獲場所.pdf

 

2020年9月01日 火曜日【活動レポート】
登呂遺跡の復元水田にてジャンボタニシの一斉捕獲を行いました!
みなさん「ジャンボタニシ」をご存じですか?
別名「スクミリンゴガイ」とも呼ばれる、南米原産の外来生物の淡水性巻貝になります。
 
 
ジャンボタニシ成体.JPG      ジャンボタニシ卵.JPG
   <ジャンボタニシ>           <ジャンボタニシの卵> 
                            ※環境省のHPより
 
 
近くの田んぼや池や沼で見かけたかたも多いのではないでしょうか?
1980年代に食用として輸入したものが、放棄されたり養殖場から逃げ出したことにより現在野生化し田んぼ等に住みついています。
 
 
柔らかい葉を好んで食べるため、移植後の苗を食べてしまうなど、農作物への食害問題等を引き起こしています。
 
 
登呂遺跡の復元水田では赤米を栽培していますが、登呂遺跡でもジャンボタニシが増殖し、対応に苦慮しているため、今回、静岡大学の加藤先生及び学生をはじめとして、静岡北中学校の教員及び学生の皆さんと一斉駆除を行いました!
 
                  
現場写真.JPG
 
  <登呂遺跡復元水田にて>
 
 
ジャンボタニシはタモで捕獲します。
タモを結ぶ.JPG      ジャンボタニシ捕獲.JPG
写真に写っているように、タモは先端を結んでジャンボタニシを捕獲しやすくしています。
 
 
 
ジャンボタニシの卵は塊になっており、ピンク色をしています。草や用水路の壁に卵を産みます。
駆除の方法としては、長い棒等で草や壁から引き離し、水につけることによって駆除できます。
ジャンボタニシの卵は水中では孵化できず、死滅するからです。
IMGP0033.JPG      卵を落とす.JPGのサムネイル画像
 
 
1時間程度の作業で、ジャンボタニシはなんと660匹捕獲されました!
タニシ捕獲一覧.JPG
 
 
ジャンボタニシは土の中に潜っている場合もあるため、今回の一斉捕獲で全てのジャンボタニシを捕獲できたわけではありません。
登呂遺跡復元水田内の生態系の維持のためにも継続的な駆除が必要です。
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