環境学習・環境活動・イベント情報

2018年10月11日 木曜日【活動レポート】
平成30年度荒川岳防鹿柵冬期養生撤去作業を実施しました!

 9月28日から29日にかけ、南アルプスユネスコエコパーク登録地域である荒川岳周辺(標高約2,800m)のお花畑を保護するため、環境省によって設置されている防鹿柵の養生撤去作業に行ってきました!

 

 平成23年度より設置されているこの防鹿柵ですが、積雪の重みによる破損を防ぐため、秋に一時撤去し、春に再度立ち上げるというサイクルを毎年繰り返しています。

 

 なお、防鹿柵の撤去、と一言で言っても、数時間の登山を経てからの、高山域かつ足場の悪い斜面での撤去作業です。柵の総延長は1,000mを越えるため、広範囲を移動しなければならず、徐々に疲労が蓄積していきます…。

 

 無数に転がる岩に足をとられながらも、環境省の自然保護官をはじめ、ボランティアの方々と協力しながら一つ一つ安全に注意して作業を進め、二時間ほどですべての柵の撤去を終えました。

 これから長く厳しい冬を越え、来年の春の柵の立ち上げ作業を経て、初夏にはきっとまた美しいお花畑をみせてくれることでしょう。

 

 高山植物の保護活動は、多くの方の協力があって成り立っています。

 このような地道な作業が、南アルプスの高山域で毎年行われていることをぜひ皆さんに知っていただき、南アルプスについて興味を深めていただけたら嬉しいです。また、ボランティアとして防鹿柵の立ち上げ、養生撤去作業への参加も可能です!

 

 「静岡の宝物」を守る活動に、あなたも参加してみませんか?

 

 

防鹿柵養生撤去作業の様子.png  資材.png

【防鹿柵養生撤去の様子】          【撤去後の資材(春の立ち上げまで残置)】

 

 

 

ダケカンバ並木.png  紅葉に染まる荒川小屋周辺を望む.png

【ダケカンバ並木道】             【紅葉に染まる荒川小屋周辺】

2018年10月10日 水曜日【活動レポート】
南アルプス熊の平小屋周辺維持管理等調査

 環境創造課では、平成28年度より積雪期にも耐えられるよう小型の防鹿柵を熊の平小屋周辺に試験的に設置しています。熊の平小屋は、静岡市内の最北にある市営の山小屋です。

 

 昨年度調査からちょうど一年ぶりに、8月25日~27日にかけて熊の平小屋周辺に設置してある防鹿柵の維持管理作業と植生調査に行ってきました。

 さて、気になる防鹿柵の状態ですが、果たして積雪による重みにちゃんと耐えられたのでしょうか?恐る恐る設置場所を見てみると…?昨年同様、6基全てがその姿を変えず立派に立っておりました!スタッフ一同一安心!

 

 防鹿柵の維持管理作業では、雪の重みによる多少のネットのたるみや支柱の傾きが見られましたが、柵として特段の問題はなく、現状のまま設置を継続することとしました。

 

 植生調査においては、柵の周辺はシカによる食害が顕著に見て取れましたが、柵内の植生は柵外と比較して背丈が高く、柵による植生保護の効果を確認できました。

 ただ、柵内における植生の種の回復には、引き続き経過を観察していく必要があります。

 今後とも定期的に調査を実施し、柵の設置による効果の検証をしていきます。

 

DSCN4968.png  DSCN5018.png

 

 上記活動をしている静岡市の奥の奥、市営熊の平小屋は樹林帯の中にひっそりと佇む、まさに秘境のような山小屋です。

 正面に農鳥岳を望む絶好のロケーションに、登山者を迎えるスタッフのあたたかな笑顔。

 一度訪れたら、虜になること間違いなし!?

 皆さんもぜひ、静岡市の最奥地を訪ねてみては?

 

DSCN5070.png

 

 

以下、道中撮影した写真をご紹介します!

 

 

19北岳.png  10間ノ岳.png

【標高日本第2位の北岳(3,193m)】      【標高日本第3位の間ノ岳(3,190m)】

 

23大井川源流部.png  30ライチョウ@三峰岳.png

【大井川源流部の湧水】             【三峰岳周辺で見たライチョウ親子】

 

2018年10月09日 火曜日【活動レポート】
吉田川で水生生物を探しました(環境学習会レポート)

 

9月26日(水)に清水第三中学校特別支援学級の1年生と3年生が駿河区谷田の吉田川で環境学習会を行ったので、その様子をレポートします!

 

川の水も冷たくなりつつある中、網を片手に川に入り、静岡市環境学習指導員さんと一緒に水質検査を行い、生き物を探しました。

 

IMGP9504.JPG IMGP9533.JPG

 

捕れた生物を白いバットに入れて、これは何?と確認していくと・・・

 

IMGP9512.JPG  IMGP9537.JPGのサムネイル画像


 

きれいな水にいる、サワガニ、タニガワカゲロウ、アブラハヤ、コオニヤンマ、ヘビトンボ等の生物をたくさん捕まえることができました。環境省で絶滅危惧ⅠB類に指定されているホトケドジョウも捕まえました。

 

IMGP9510.JPG

 

大きいモクズガニの雄雌(夫婦?)も捕まえました!

  IMGP95442.jpg

 

参加した生徒さんの感想です。

 

「モクズガニのはさみが大きくてすごかった。」

 

「水質検査で(試薬の)色がピンクになってきれいな水とわかった。」

 

「自分の網で魚を捕ることができてうれしかった。」

 

「魚の捕まえ方のアドバイスのおかげでたくさんの生き物を見ることができました。」

 

みなさんの感想から、充実した学習会だったことがわかります。

 

この経験をきっかけに、たくさんの生き物が住むきれいな川を守るために、みなさんができることを考えていって欲しいと思います。

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