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2012年12月18日 火曜日【活動レポート】
◆実施報告◆ 安倍川「ボタンウキクサ」駆除作業

平成24年12月14日(金)

安倍川(駿河区下川原付近)の一部で繁殖していたボタンウキクサの駆除作業が静岡河川事務所安倍川出張所により行われました。

 

 

「ボタンウキクサ」とは、ウォーターレタスとも呼ばれる、南アフリカ原産の浮草です。

観賞用やビオトープ用などに広く利用されてきた経緯があり、水槽用の浮草等として親しまれてきた植物ですが、日本各地の水路や湖沼の水面で大繁茂し、水中の酸素や光が不足して他の植物が生育できなくなったり、魚介類に影響を及ぼしたりし、生態系に影響を与えてしまうため、現在では外来生物法で特定外来生物に指定され、栽培などが禁止されています。

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安倍川の水面を覆い尽くしてしまっては大変だと、安倍川出張所の職員等約10人で、駆除作業を実施しました。

胴長靴をはいて、ボタンウキクサを手で取り除いていきました。

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10人で約2時間の時間をかけて、見える限りのボタンウキクサを駆除しました。

生きものを野外に放つ(捨てる)のは簡単ですが、それを除去するのには大変な作業が必要になることを、改めて感じました。

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最近では、外国産のペットや観賞用の植物が、自然のなかに捨てられたり逃がされたりして問題が起きています。

ペットを飼う・植物を育てる前には次のことを確認しましょう。

 

(1)どのくらいの大きくなるか?

 大きくなって、飼いきれなく(栽培しきれなく)なってしまうことがあります。

 

(2)獰猛(どうもう)ではないか?

 大きくなると、性質が荒くなる生きものがいます。

 

(3)どのくらい生きるのか?

 人間よりも長生きする生きものがいます。

 

 

自然のなかにペットを逃がしてあげても、まわりの生きものに迷惑がかかります。

また、逃がしたペットがまわりの生きもののバランスを変えてしまうことで、自然環境が取り返しのつかないくらい変化してしまう恐れがあります。

ペットを飼いはじめたら、最後まで責任を持ちましょう。

 

なお、外国産でなく日本の生きものでも、もともと静岡にいなかった生きものは同じような問題を起こす可能性があります。

また、静岡の在来の生きものと交配することにより、遺伝子の多様性が失われてしまう恐れもあります。

原産地がわからない生きものは、自然に放たないよう、お願いします。

 

 

外来生物法について(環境省ホームページ)

 

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