水生生物調査(水生生物による水質判定)について

川の生物は、水に溶けている酸素の量(溶存酸素)と深い関係にあります。汚れている川では有機物の分解に酸素が多く使われるため、溶存酸素は少なくなります。
溶存酸素が少なくなると、きれいな水にすむ生物はすめなくなり、汚れに強い生物が多く見られるようになります。
このように、川にすむ生物を調べることにより、その川の水質などがわかります。このように川の状態を示す生物を「指標生物」といいます。

●指標生物
○きれいな水(I)の指標生物
カワゲラ、ヒラタカゲロウ、ブユ、サワガニなど
○少しきたない水(II)の指標生物
ゲンジボタル、コオニヤンマ、スジエビなど
○きたない水(III)の指標生物
ミズカマキリ、タイコウチ、タニシ、ヒルなど
○大変きたない水(IV)の指標生物
セスジユスリカ、アメリカザリガニなど