2017年9月 6日
◆お知らせ◆清水港で、特定外来生物「ヒアリ」「アカカミアリ」が確認されました!(続報)
平成29年8月29日、清水港で特定外来生物の「ヒアリ」及び「アカカミアリ」が確認されました。
環境省による清水港でのヒアリ調査の結果を受けて、静岡県と専門家が8月24日および8月28日に清水港新興津コンテナターミナル周辺で行った駆除作業の中で確保されたアリについて、専門家の同定の結果、8月29日にヒアリおよびアカカミアリであると確認されました。
今回確認されたヒアリは500個体以上で、有翅(ゆうし)虫(これから女王アリなどになる個体)のメス2個体、オス10個体、幼虫・サナギ合わせて約50個体、少数のタマゴも確認されています。アカカミアリも5個体が確認されました。
今回確認されたヒアリ及びアカカミアリについてはすべて殺虫処分されており、確認場所周辺には殺虫餌(ベイト剤)が設置されています。併せて、生きたヒアリがいないか目視によるモニタリングが行われています。
また、環境省により、ヒアリ確認地点から周囲2㎞程度の調査が行われています。
ヒアリ有翅虫(上段:オス、下段:メス) ヒアリのサナギ・タマゴ
(環境省8月30日報道発表資料「清水港におけるヒアリの確認について(平成29年8月28日の続報)」より転載
【報道資料はこちらから】
清水港におけるヒアリの確認について(平成29年8月28日の続報)
静岡県8月30日:清水港におけるヒアリ・アカカミアリの確認(第2報)
ヒアリは、南米中部原産の有毒アリで、以下のような特徴があります。
●体長2.5㎜~6.0㎜で、様々な大きさのアリが混在している
●体の色はつやつやした赤茶色で、腹部(おしり)が黒っぽい赤色
●お尻に毒針がある
●開けた草地等に土でドーム状の大きなアリ塚(高さ・直径約数十㎝)を作る
(※在来種でもアリ塚を作る種がありますが、土で大きなアリ塚を作るアリはいません)
このアリはお尻に毒針を持っており、刺されると火傷のような激しい痛みが生じます。毒性が強く、刺されるとアレルギー反応により重症化する例もあります。
上記の特徴に合致するアリを見つけたら、以下のように対応してください。
●素手で触らない
アリ塚がある場合、棒などで塚をつつくと集団で襲ってきます。
●熱湯をかける、市販の殺虫剤の散布などにより殺虫処理する。
●可能であれば個体を確保し、写真を撮影する。
●静岡市環境創造課(054-2221-1357)へ連絡する。
連絡の際は、住所・氏名・連絡先・発見日時・発見場所・アリの特徴などをお伝えください。
ヒアリ・アカカミアリと思われるアリに刺されてしまったら、以下のように対応してください。
●激しい痛みや水疱状の腫れがある場合
あわてずに、体調の急変がないことを確認の上(20分~30分)、お近くの皮膚科、内科(小児の場合は
小児科)を受診してください。
●体調が急変(ひどいじんましん、血圧低下、呼吸困難)してる場合
速やかに救急車を呼んでください。また、救急隊員にヒアリ・アカカミアリに刺された可能性があることを伝え
てください。
市への連絡先は以下のとおりです。
【ヒアリ・アカカミアリと思われるアリ発見した場合】
環境創造課 エコパーク推進係
054-221-1357
※休日夜間連絡先 静岡市役所静岡庁舎 054-254-2111
【ヒアリ・アカカミアリと思われるアリに刺されてしまった場合】
保健所生活衛生課 医療安全対策係
054-249-3159
※休日夜間は保健所警備員が担当に電話を取り次ぎます。
【参考】
〇環境省ホームページ ヒアリに関する諸情報について
〇静岡市ホームページ 特定外来生物ヒアリについて