【しぜんたんけんマップ】アライグマ発見情報を追加しました!

アライグマ.jpg 皆さん、アライグマって知っていますか??

 

アライグマは、もともと北米原産の動物で、日本にはいませんでした。

日本にいる野生のアライグマは、ペット等として輸入され、その後逃げ出したり捨てられたりして野生になったものです。

そのアライグマたちが子どもを生み、今もどんどん増え続けています。

原産地と違って日本には天敵がいないため、爆発的なスピードで増え続けてしまいます。そのため、今では全国各地でアライグマの姿や足跡などが見つかるようになっています。

静岡市でも、平成14年頃から発見されていて、生息状況が年々拡大していることが確認されています。

 

 

 

この度、平成27年度に実施したセンサーカメラ調査の結果(アライグマ撮影記録)を、当ウェブサイト内「しぜんたんけんマップ」に反映しました。

ぜひ、ご覧ください。

 

 アライグマ分布状況.jpg

センサーカメラ調査でアライグマが撮影された地点の変化(左:平成21年、右、平成27年) 

※ 白丸…設置したが撮影されなかった地点。 赤丸…アライグマ撮影地点

 

 

 

H27アライグマNo.5.jpg

◆◆H27アライグマ撮影記録(26地点)◆◆

(クリックすると、マップへ移動します。)

【葵区】

平山  ・松野

【駿河区】

大谷

【清水区】

蒲原    ・蒲原小金  ・蒲原堰沢  ・蒲原神沢

由比    ・由比入山1 ・由比入山2 ・由比阿僧

由比西山寺 ・承元寺町  ・立花    ・小河内1

小河内2  ・宍原    ・小島本町  ・山切

吉原    ・中河内   ・茂畑    ・西里

興津清見寺町山原    ・村松

 

 

 

 

 

◆◆アライグマが増えると困るの??◆◆

野生化したアライグマは、農作物や家畜の飼料を食べたり、一般の家庭や神社などに入り込み、ゴミを荒らしたり、天井裏に住みついて建物を壊したり、糞や尿で汚したりして、私たちの生活にいろんな被害をおよぼします。

また、希少なカエルやサンショウウオを食べてしまったり、ほかの動物に寄生虫や感染症をうつしてしまったりと、日本にもともといた野生動物たちにも様々な影響をおよぼしていて、生態系への被害も心配されています。

そのため、アライグマは、外来生物法で「特定外来生物」に指定されています。

 

 

◆◆特定外来生物とは??◆◆

外来種とは、もともといなかった国や地域に、人間の活動によって持ち込まれた生きものを指します。
日本には、国外から持ち込まれたものだけでも、2,000種類以上の外来種がいるといわれています。

このなかには、ペットや観賞用の植物、釣り、食用のために持ち込まれたものや、物資などにくっついていつのまにか入ってきたものが含まれています。
外来種のうち、生態系、農林水産業、人の生命・身体への被害が大きいものについて、外来生物法で「特定外来生物」に指定し、その飼育・栽培、運搬、保管、輸入、販売、野外に放つことを禁止しています。

 

 

 

外来生物法について(環境省ホームページ)

アライグマについて(環境省ホームページ)

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