麻機湿原を保全する会

麻機湿原を保全する会は、生きものと地域との関わりを大切にした保全活動を行っています。特に、生物多様性の考えを大切にし、麻機湿原に本来、生息・生育すべき生きものの保全活動を行っています。また、麻機遊水地周辺の歴史と農耕文化を育んできた地域の皆さんとの関わりを大切にした活動を行っています。

設立年
平成13年
会員
市民(個人)・関係団体が一体となっている
会員数
個人会員:15名
(2021年10月現在)
紹介文

 麻機遊水地、第4工区を拠点に自然環境の保全と周辺地域に育まれた歴史、農耕文化との関わりを大切にした活動を行っています。麻機遊水地の本格的な池沼の掘削工事が開始された1996年頃から蘇る動植物を注視していた有識者を中心に、2001年に会を設立し各種の活動を進めてきました。現在は一般市民が中心となり、在来の動植物を保全するための草刈り、外来種の駆除を年十回以上行っています。その結果、絶滅が心配される植物の再生や群落の形成が進み、静岡を代表する自然豊かな湿原へと姿を変えています。自然環境の保全と合わせ、麻機遊水地保全活用推進協議会と協力して市民の憩いの場にするため、遊水池の利活用も進めています。

主な活動計画

【主な活動内容】
(1)自然環境の保全と創出に関わる事業
麻機湿原に本来生育・生息すべき生きものの多様性を目指したクリーン作戦や草刈、外来動植物の駆除、自然環境調査及び保全対策の提案等
(2)自然環境教育に関わる事業
一般市民を対象にした動植物の観察会や歴史・文化の学習
(3)自然環境の普及啓発とまちづくりの推進に関わる事業
会報の発行や報道機関の協力等による情報発信と麻機遊水地の自然を紹介するイベントの開催
(4)自然環境をテーマにした団体等への助言または支援に関する事業
麻機遊水地保全活用推進協議会や静岡東ロータリークラブとの共催によるクリーン作戦

【活動計画】
(1)リバーフレンドシップ協定区域の活動
麻機遊水地第4工区の面積約5.0haのクリーン作戦
(2)特定外来植物等の駆除
在来植物を保全するために麻機遊水地第3・4工区内で生育域を拡大する特定外来植物のオオキンケイギク、オオフサモやチクゴスズメノヒエ等繁殖力の強い植物の駆除
(3)自然観察会の開催
麻機遊水地第4工区の自然観察園を中心にした動植物の観察会の開催

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麻機遊水地第4工区には多種のヤナギが作る林、色鮮やかなサクラタデ群落、絶滅が心配される湿地の植物、ヤナギを食樹とする美しいチョウ、水辺には多くのトンボ類、アシ原にはカヤネズミの巣がかけられ、開放水面には冬場に多くのカモ類が減ってきます。この豊かな自然を多くの人々に知ってもらえるように、毎年10月中旬に「サクラタデ自然観察会&遊水池ウォーキング」を開催しています。日程は静岡市の広報10月号でチェック。

活動エリア
  • 水辺・川・海
活動内容
  • 保全活動
  • 教育・啓発・イベント
この団体に参加するには

会員募集中です。※高校生以上対象

(入会金1,000円、年会費2,000円)

連絡先

TEL:054-245-6552
FAX:054-245-6552
担当者:後藤